腰痛と怒りには心理的および生理的な関係があります。以下にその関係をかきますね。
1. ストレスと筋肉の緊張:
- 怒りやストレスを感じると、体は「闘争か逃走反応(fight-or-flight response)」を引き起こします。この反応により、筋肉が緊張し、血流が増加します。特に腰の筋肉が緊張すると、腰痛を引き起こしやすくなります。
2. 慢性的なストレス:
- 怒りが慢性化すると、持続的な筋肉の緊張が起こりやすくなります。これにより、腰の筋肉や関節に負担がかかり、腰痛が長期化する可能性があります。
3. 姿勢の悪化:
- 怒りやストレスを感じると、無意識に姿勢が悪くなることがあります。例えば、肩をすくめたり、背中を丸めたりすることで、腰に負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。
4. 神経系の影響:
- 怒りやストレスは自律神経系にも影響を与えます。自律神経のバランスが崩れると、痛みの感受性が高まり、腰痛がより強く感じられることがあります。
5. 心理的要因:
- 感情と痛みの関係は非常に密接です。怒りやストレスが腰痛を悪化させるだけでなく、腰痛が続くことでさらにストレスや怒りが増すという悪循環が生じることもあります。
と言われています。また臨床を行っているうちに感じることは、胸椎に交感神経節という交感神経の集まっている神経節があり交感神経幹があります。交感神経系はストレスに反応します。ここが過度なストレス状態に陥ると常に緊張状態にさらされ脊柱を覆っている脊柱起立筋の過緊張状態に影響しているのではないかと思っています。また副腎が出すホルモンもストレスと深い関係があり副腎が披露してくるとさらにこの交感神経系にテンションがかかり腰痛や背部痛を引き起こしているのイではとも思っています。
腰痛と怒りの関係をご自分で改善するためには、ストレス管理やリラクゼーション、適切な運動などが効果的です。しかし本当の根本からの改善には身体からのアプローチとともに心理的アプローチが有効だと思います。以前にも書きましたが、なぜ怒るのか?なぜ憤りを起こすのかは幼少期の問題が影響していることがほとんどです。そこを見つめていくだけでも腰痛が軽減することは大いにあります。ぜひ腰痛にお悩みの方は何に対して怒っているのか自己探求してみてください。まじめに取り組むと腰痛が改善する人もいるのでお勧めです(⌒∇⌒)
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